宇宙

こんばんは。

片鱗だったものが、時が経つにつれ全容が見えてくるようになり、やがてそれが大きな意味を持つことを知る。
そういうこと、ありますよね。


2015年11月にあった『山荷葉』のサイン会のとき、購入した小説を差し上げたことがあります。
サイン会用に購入したものなので、お声がけして無償で差し上げることにしたんです。

その中のお一人から「せっかく本をいただいたので翻訳しますよ」というお話をいただきました。
すごく嬉しかったのですが、本一冊ってかなりの量だし、お忙しいのにそれは大変だろうなあと思っていました。
それが2015年12月の話です。

『山荷葉』はいろいろな方が翻訳をしているのは存じ上げていたのですが、
その方が「翻訳がんばります!」とおっしゃっていたので、それが読みたくて、他の方の訳は読まずにきました。

そして今日、2017年4月9日。
その方から「翻訳が終わりました!^ ^」とご連絡をいただきました。

自分でも訳そうかなと思いつつも進まなくて、今ならもう少しうまく翻訳作業はできると思いますが、2015年当時のわたしにはできませんでした。
だから、すごくすごく嬉しかったんです。
じょんが書いたお話を読めるんだって。



サイン会のとき、じょんに聞いたんですよね。
「どのページが好きですか?」と。

じょんは、穏やかなやさしい顔でパラパラとページを捲りながら「ぜんぶ好きですけど、ラブレターのページかなあ」と言いました。
そして、さらさらっと何かを書いてくれました。

席に戻って見てみると、

151128.jpg

당신이 필요해요
あなたが必要です

と、書かれていました。
当時、じょんが好きな言葉だということは既に知っていましたが、でも、あの小説の中でラブレターってどこのページなんだろうと思いました。

サイン会が進行している間に小説を一生懸命読んで、その言葉がどこのページなのか分かり、
じょんが大事にしている言葉を書いてもらえるなんてと、それだけで嬉しくて涙がこぼれました。

ClEsYnRUYAAtZam.jpg
この言葉は、サノクのファンへの差し入れにも添えられているものだから、ファンに向けたメッセージでもあるので、
わたしたちファンは、彼が大事にしてきた言葉を贈られているんですよね。
とても幸せなことだと思います。


その後、その言葉はとある詩からの引用だと知りました。

-------------

내가 사랑하는 사람이
나에게 말했다
"당신이 필요해요"

그래서 나는
정신을 차리고
길을 걷는다
빗방울까지도 두려워하면서
그것에 맞아 살해되어서는 안 되겠기에.


わたしの愛するひとが
わたしに言った
君が必要だ、と

だから
わたしは気をつけて
道をゆき
雨だれをさえ怖れる
それに打たれて殺されてはならないと


ベルトルト・ブレヒト 「朝に晩に読むために」

-------------

彼がお財布に入れて持ち歩いていたぐらい大事にしていた詩がこれだったと知り、
びっくりしたとともに、わたしにはそんな大事な言葉を選んで書いてくれたんだなあと、すごく嬉しかったんです。


そんな素敵な一節が使われている『山荷葉』のラブレターですが、今日、ようやっと内容を知ることができました。
訳文を読ませていただいたとき、「こんな文章だったのか…!」とようやっと運命の人に出会えたような、そんな気持ちになりました。
美しい言葉でラブレターが綴られるなんて、じょんに愛される女のコは幸せだろうなあなんて、しみじみ思いましたよ。
こうやって訳してくださらないと、それを知ることもできなかったので、本当に感謝しています。
ありがとうございます。


しかし…じょんひょんさんってば、本当にロマンチスト!
知ってはいたけど、具体的に文章で読むとまた違いますね。

でも、これでまた彼の中にある宇宙に触れることができるなあ。
すごく嬉しい。
せっかく訳してくださったので、全部読み終わったら、今さらかもしれないけど、『山荷葉』の感想文を書きたいですね。
それがその方に向けた一番のお礼になるかなと。
きっとあの方なら喜んで読んでくださるだろうな^ ^
わたしは、じょんみたいな素敵な文章は書けないけど、拙いながらも書いてみようかなと思います。


それではまたお目にかかります!
おやすみなさい!
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[ 2017/04/09 21:57 ] SHINee Jonghyun | TB(-) | CM(0)

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